TOKYO SOIR 大切な想いのすぐそばに。
  1. TOP
  2. コラム
  3. 70代・80代の結婚式スタイル 選び方ポイント
  • 装い
更新日: 2024.08.02

70代・80代の結婚式スタイル 選び方ポイント

70代・80代の結婚式スタイル 選び方ポイント

70代・80代の結婚式スタイル選び方ポイント

ブライダルシーズンが近づいてくると、お孫さま、ご子息さまの結婚式に参列されるご高齢の方や、そのご家族の方から「高齢の場合はどのような服装がよいですか?」と、フォーマルスタイルについて尋ねられることが増えてきます。 どのようなものを選べばよいのか?適切な服装はあるか?など、イメージがつきにくく不安になるのではないでしょうか。 中には、動きに制限がある方もいらっしゃるかと思います。 今回は、ご高齢の方が安心して着用できるフォーマルについて解説していきます。

70代、80代の結婚式スタイルのおすすめは?

留袖も選択肢の一つですが、最近は、新郎・新婦のお母さまも洋装にされることが増えており、「留袖でなければいけない」ということはありません。 ご高齢の方も少しでも負担が軽くなるように、と洋装を望まれることが多くなっています。 フォーマルのマナーはもちろん大切ですが、ご自身が疲れない装いで参列されることも重要なポイントです。
70代、80代の結婚式スタイルのおすすめは?

ご高齢の方のフォーマルウェア選びで気を付けたいポイント

  • ①ゆとりのあるデザインを選びましょう
  • ②ネックラインに注意しましょう
  • ③着脱しやすく、着ていても疲れにくい服を選びましょう
  • ④安全性に配慮しましょう
  • ⑤冷え対策を忘れずに心がけましょう

①ゆとりのある洋服

フォーマルウェアは、伸縮性の少ない素材で作られる場合が多いので、「ゆとり」のある洋を選ぶことが大切です。 年を重ねると徐々に体型が変化してくるため、体にぴったりなサイズ感のものよりも、ゆとりがあるデザインのほうが安心して着用いただけます。 しかしゆとりがあるジャケットなどを選ぶ際に、お腹周りに合わせて大きめサイズを選ぶと、アームホールが大きくなり袖がブカブカになってしまう場合があります。 そんな時は、前を開けて着用できるデザインを選び、カットソータイプのインナーを着用するとキレイに着こなせるでしょう。インナーはブラウスより伸縮性のあるカットソータイプの方が、長時間着用していても楽に過ごせます。 例えばインナーとボトムの色を黒で統一させ、華やかなジャケットを羽織ればスッキリとしたフォーマルな装いになります。 また、ボトム類のウエスト部分には、ゴムが入っていると窮屈な感じがしないので、お食事を召し上がる際でもリラックスできるのではないでしょうか。
ゆとりのある洋服

②ネックラインに注意

特に華奢な方は、ワンピースやインナーのネックラインが開きすぎているデザインですと下着が見えてしまったり、体のラインが出すぎてしまうことがあります。 そんな時は、立ち襟(スタンドカラー)のデザインで顔周りを華やかにしてみてはいかがでしょうか。ワンピースやパンツスタイルなどに立ち襟ジャケットをコーディネートした装いがおススメです。
ネックラインに注意
シフォン素材のスタンドカラージャケット

③着脱しやすく、着ていても疲れにくい服

ご高齢になるとやはり疲れやすく、肩凝りや腰痛なども出てくる場合もあるため、重量感のある服は避けるとよいでしょう。 特にレースやシフォンを使用した軽くて柔らかい素材は身体に負担が少なく、着心地がよい上にフォーマルの場にふさわしいスタイルに見せてくれます。
着脱しやすく、着ていても疲れにくい服
着脱しやすい前開きファスナーも便利です。

④安全なもの

足腰がしっかりしている方でも、転びやすかったり、つまずくことがあります。 また長時間座った状態でいると、思った以上に身体に負担がかかるので、次のことにも配慮してみるのはいかかでしょうか。
  • スカート丈の長すぎるものは注意しましょう長いスカートは裾をひっかけたり、踏んでしまったりと転倒の原因になりかねません。また、ゆったりしたワイドパンツもひらひらするので同様です。
  • 履きなれた靴が良いでしょう必ずしもヒールの高い靴を履かなければならないわけではありません。 フォーマル用の華やかなデザインであることに越したことはありませんが、ウエアに合わせられる履きなれた靴で臨むと快適にお過ごしいただけると思います。

⑤冷え対策

室内は空調が効いて快適な温度にしている施設が多いのですが、ご高齢になると体温調整がむずかしい方もいらっしゃるので、私たちが思う以上に寒く感じることがあるかもしれません。 寒さ対策のためにひざ掛けを一枚用意しておくと安心でしょう。

+αのアクセサリーテクニック

フォーマル小物は気持ちを明るくします! パールのネックレスは必需品。長すぎず、首に添うタイプがおススメです。 肩が凝るので軽い素材のものを選ぶとよいでしょう。 また、「コサージュはいらない」という方も多いのですが、顔まわりをさらに華やかに見せてくれるのでぜひ付けていただくことをおすすめします。 お顔寄りの肩に近い位置に、軸を上にして付けるとバランスよく見えますので、試してみてはいかかでしょうか。

洋服は「一緒に楽しく」選んでください!

ご高齢の方にフォーマル売場の限られたスペースで試着をして頂くのは、とても大変なことだと思います。時間がかかると疲れてしまいますので、ご家族の方が事前に下見をされるといったことも、スムーズにお選びいただくための1つの選択肢だと考えられます。 また、介護の必要な方は思うようにフォーマルウェアをお召しいただけないかもしれません。その場合は、普段の装いにパールのネックレスとコサージュを合わせるだけでフォーマル度が増します。 いつもよりちょっとオシャレをするだけで、気分が華やぎ元気が出るはずです。
Writer
Writer
この記事を書いた人
TOKYO SOIR編集部

新着記事